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アサヒナカワトンボ [トンボ目]

先日、久しぶりにちょこっと遠征。
八王子市の公園まで足を伸ばしてみた。
着いて少し歩くと園路脇からトンボが飛んだ。
とまったところを確認するとカワトンボの仲間とわかった。
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狭山丘陵では見たことのない「アサヒナカワトンボ」だった。
頭から腹端まで輝くグリーンの金属光沢、黒い翅脈に透明の翅、白い縁紋がアクセントのとても美しいトンボだ。
日本特産種で、以前はニシカワトンボ、ヒウラカワトンボと呼ばれ、関東地方の一部の個体群はヒガシカワトンボに含められていたようだ。
日本のカワトンボ属にはニホンカワトンボとこのアサヒナカワトンボの2種がおり、単独種のみ生息の地域と2種が混在した地域ではオスメスの翅の褐色、橙色、無色の組み合わせが異なり、一部の地域では白濁タイプが見られる。
トンボの中でも遺伝子の多様性が最も多様な種だと思われる。
東京都のレッドリストでは、アサヒナカワトンボはランク外、ニホンカワトンボは北多摩CR、西多摩データ無しとなっている。
(参考文献:日本のトンボ 文一総合出版)
アサヒナカワトンボ0420-1_1.jpg


















2016年4月19日 東京都
トンボ目カワトンボ科 アサヒナカワトンボ          CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM