恋する春 コセアカアメンボ [カメムシ目]
谷戸の小さな池を覗くとたくさんのオタマジャクシがゆらゆらと泳いでいた。
ここにはヤマアカガエルの卵塊が多く見られたがニホンアカガエルの卵塊も混じっていた。
両種のオタマジャクシの見分け方は、背中に1対の黒斑があるかどうか。
写っているものには見られないので、みなヤマアカガエルと思われる。
岸の草にはコセアカアメンボのカップル。
毎年この池にやって来る。
よっぽどここがこの種にとって居心地がよいのだろう。
少しの間観察していると、次々とカップルが集まってきた。
同じ葉の上に3カップルが。
何故、同じところに集まって来るのだろうか?
やもめのオスも割り込んできたが、居場所がなかったのかすぐに去って行った。
春、アメンボたちも恋の季節のようだ。
2016年4月12日 東京都
無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル
カメムシ目アメンボ科 コセアカアメンボ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
愛嬌のある サカハチトガリバ [チョウ目]
夜に灯りがともっている場所では色々な蛾たちが集まってくる。
朝になっても居残っているものも多く、そんな場所を見まわるのが楽しい季節となった。
このところ多く見られ、今日も見掛けた「サカハチトガリバ」。
翅の模様が数字の八を逆さにしたように見えるから名が付いたと想像できるが、横から見るとまさに八で逆さではない。
ではなぜ?と思ったのだが、どうやら展翅した時にそのように見えるかららしい。
特徴的な頭の後ろの1対の毛束の役割は何なのだろうか?
顔を見ると犬のようにも見えてなかなか愛らしい。
春のこの時期に現れる蛾の仲間。
あとどれくらい見ることが出来るだろうか?
2016年4月12日 東京都
チョウ目カギバガ科 サカハチトガリバ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM