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探さなければ気付かない春 [植物]

先に載せたスミレは紫の花が目を惹いて誰もが目をとめるが、探さなければ見つからない春もある。

昔は、食用の為にこれを探して春を感じたであろう代表が「つくし」。
ご存知スギナの胞子茎。
ここは都立公園なので採取禁止だが、田舎では今でも採って食べているのだろうな。
ツクシ0321_1.jpg


















湿気のある草地で花を付けていた「スズメノヤリ」。
以前にも書いたことがあるが、こんなに早くから咲いているのはちょっとびっくり。
これこそ、じっくり見なければまず気付かない。
それ以前に、ここを訪れる人でこの植物の存在を知っている人がどれだけいるだろうか?
大名行列の毛槍に見立てて付いたという名前は、センボンヤリと同じだな。
スズメノヤリ0321_1.jpg


















2016年3月21日 東京都
トクサ目トクサ科 スギナ(ツクシ)
イグサ目イグサ科 スズメノヤリ

CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM

狭山丘陵のスミレ [植物]

今日は、スミレ観察会に参加してきた。
毎年この時期になると仕事柄同定せねばならないのだが、季節を過ぎると忘れてしまうので復習と新たな知見の学習だ。
丘陵では変種や品種を含めて約40種が見られるそうで、今の時期は開花している種としてはまだまだこれから。

日陰に咲いていたここでは一番に咲く「アオイスミレ」。
ウサギの耳のような上弁が特徴かな。
アオイスミレ0321_1.jpg


















田んぼの畔の南向きの斜面に咲いていた「ノジスミレ」。
葉は披針形で裏が紫色なところは今日もっとも咲いていたコスミレに似ているが、コスミレに比べると花も葉も庶民的、路地にも咲くからロジスミレと個人的解釈。
ノジスミレ0321_1.jpg


















ここでは最もなじみなのが「タチツボスミレ」。
あちこちで葉が展開しているが蕾をたくさんつけて花はこれから。
ニオイ、マルバ、シロバナ、アカフ、オトメ、サクラなど変種や品種も多いポピュラーなスミレ。
これはマルバ?
タチツボスミレ0321_1.jpg


















後姿がステキな「フモトスミレ」。
というか、咲き始めで数が少なくてこれしか取れなかったのが本音かな。
でも小さくてとても可愛らしいスミレ。
フモトスミレ0321_1.jpg


















今日一番の目玉、「エイザンスミレ」の群生。
桜色が見事でした。
東京では予想通り、今日ソメイヨシノが開花しましたね!
エイザンスミレ0321_1.jpg


















2016年3月21日 東京都
スミレ目スミレ科 アオイスミレ、ノジスミレ、フモトスミレ、タチツボスミレ、エイザンスミレ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM