ウラゴマダラシジミの卵 [チョウ目]
イボタノキといえばウラゴマダラシジミの幼虫の食草だが、この周辺では成虫を見たことがなかった。
がその枝には卵が。
まぁ、小さい。
老眼鏡でも見えないが、マクロレンズでも最短距離で上の写真が精一杯だ。
チョウの卵を撮影している皆さんはいろいろ試行錯誤されているのもうなずける。
CANONのラインナップには5倍まで拡大撮影できるMP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォトがあるが、なかなか手が出ない。
取り敢えずスーパートリミングしてみた。
blogのサイズではまぁ見られるかな。
チョウの卵もいろいろあれど、なんと面白い形か、UFOまたは歯車のよう。
自然の形には何らかの意味があるというが、この意味、ぜひ知りたいものだ。
2016年2月13日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ウラゴマダラシジミ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ
まるで春? [季節]
今日か明日に春一番が吹く、南風で暖かいという予報で午前中出掛けてみた。
確かに風が生暖かく、アウターを着ていると汗が出るほど。
田んぼの小川を覗いてみたが、まだアカガエルの卵は見つからず。
明日かなぁ?
この暖かさで久しぶりに越冬から目覚めた「テングチョウ」。
見ているとまだ寝ぼけているのか、ふらついてうまくとまれないのが面白い。
翅に傷みのない綺麗な個体だった。
畔に咲いたオオイヌノフグリにはアブの仲間が集まっていた。
どんと体の大きな「ナミハナアブ」。
ナミハナアブに比べるとスリムで上品な印象の「ホソヒラタアブ」。
アブの仲間も似たものがたくさんいて同定が難しい種だ。
陽の当たる南に向いた畔のギシギシを探すといた「ベニシジミ」の幼虫。
昨日見つけたのより少し大きいな。
2016年2月13日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ
ハエ目ハナアブ科 ハナアブ(ナミハナア)、ホソヒラタアブ
チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ベニシジミのしわざ [チョウ目]
昨日今日と暖かい日が続いた。
湿地にアカガエルたちの卵を探しに行ったが、まだまだ夜の冷え込みが厳しいせいか見つからない。
2月2日に見つかったものは6日に2個に増えていたが、ともにかなりのフライングだったようだ。
今週末に春一番が吹くという予報が出ているので、そのあたりで雨が降れば可能性が高い。
湿地周りにはたくさんのスイバがある。
スイバの葉に薄いレースのような食べ痕がある株を丹念に探すと見つかったのが「ベニシジミ」の幼虫。
今まで見つけた中では最も小さいと思われるその大きさは5mmに満たない。
もう少し大きな幼虫を想定していたので、見逃すところだった。
葉に被っていた茎をよけてみた。
この食べ痕がベニシジミ幼虫特有の食痕、昆虫写真家新開孝さんのいう‘しわざ’だ。
穴がすっかり開いている食べ痕は、このチョウではなくガの幼虫のしわざと思われる。
身体より大きな面積だが、この幼虫1匹が食べた痕なのか?
何回かに分けて食べているのか、別の大きな幼虫が食べたのかは定かでない。
たくさん食べて、もっと大きくなった頃に再会したいと思う。
2016年2月12日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
観察会で見つけた蛾 [チョウ目]
この時期、虫はほとんど見られないので冬芽や鳥が主役。
そんな中で見られた2種。
ウワミズザクラの小さなうろにすっぽりはまって身を隠していた?「シロフフユエダシャク」。
同じ時期に見られるヒロバフユエダシャクと見間違えたのだが、最近こういうことが増えてきた。
記憶があやふやになってしまうのがやばい!

バス道脇の擬木柵で数匹見られた「カシワキボシキリガ」。
秋に羽化して成虫で越冬する冬キリガの仲間だ。
幼虫はクヌギやコナラなどのブナ科を食べるので、このあたりには多いのだろう。
仕事帰り暗くなったこの道を車で帰るとフユシャクたちが飛び交いよけるのが大変。
この日は全く見つけられなかったが、恐らく多くがクロテンフユシャクだろう。
今年も寒さにめげて夜間観察はしていないが、来週は酒を控えて夜回りをしてみようと思う。

2016年2月6日 東京都
チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク、ヤガ科 カシワキボシキリガ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM
ヤマアカガエル 産卵する [両生類]
先月降った日陰の雪もようやく融けて車でも歩くのにも一安心だ。
ただ、ここの園路だけはまだ雪が残っている。
この先の小さな池で、2月2日薄氷の中にヤマアカガエルの卵塊が見つかったというので見に行った。
岸近くに産み付けられた比較的大きな卵塊だった。
よく成熟した個体が産んだと思われる。
例年に比べるとかなり早い産卵だが他ではまだ確認されていない。
果たしてオスを伴った受精卵だろうか?
2月4日、別の湿地で複数のヤマアカガエルが鳴きあうのを聞いた。
間もなく宴が始まるのは間違いなさそうだ。
他にないかと探してみたら、池への流れ込みでこの卵を産んだ母ガエルではないかと思われる死体を見つけた。
頭以外の皮が剥がれて進撃の巨人を彷彿させる無残な姿だ。
何者かが皮と内蔵を食べたと思われる。
岸の石の上に載って写真を撮り、撮り終えて下がるとその石の上にエビのようなものが。
全く気付かなかったのだが、それはこのカエルの右足だった。
犯人はいったい誰だ?
卵塊を見ている時に気付いていた池の中の足跡。
よく見てみると、岸伝いに歩いた跡があるが卵塊の場所はスルーしている。
ほとんどの足跡が泥で埋まってしまっているが、いくつか決定的なものが見つかった。
人間の手のような足跡といえば、おそらくアライグマ。
とすれば、カエルを襲ったのもアライグマと考えられるがこういった食べ方をするのだろうか?
2016年2月6日 東京都
無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM