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ウラゴマダラシジミの卵 [チョウ目]

いつも通る谷戸の道の脇にイボタノキがある。
イボタノキといえばウラゴマダラシジミの幼虫の食草だが、この周辺では成虫を見たことがなかった。
がその枝には卵が。
ウラゴマダラシジミ0213.JPG



























まぁ、小さい。
老眼鏡でも見えないが、マクロレンズでも最短距離で上の写真が精一杯だ。
チョウの卵を撮影している皆さんはいろいろ試行錯誤されているのもうなずける。
CANONのラインナップには5倍まで拡大撮影できるMP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォトがあるが、なかなか手が出ない。
取り敢えずスーパートリミングしてみた。
blogのサイズではまぁ見られるかな。
チョウの卵もいろいろあれど、なんと面白い形か、UFOまたは歯車のよう。
自然の形には何らかの意味があるというが、この意味、ぜひ知りたいものだ。
ウラゴマダラシジミ0213-1.JPG


















2016年2月13日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ウラゴマダラシジミ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/内臓ストロボ

まるで春? [季節]

今日か明日に春一番が吹く、南風で暖かいという予報で午前中出掛けてみた。
確かに風が生暖かく、アウターを着ていると汗が出るほど。
谷戸0213-1_1.jpg


















田んぼの小川を覗いてみたが、まだアカガエルの卵は見つからず。
明日かなぁ?
谷戸0213-2_1.jpg



























この暖かさで久しぶりに越冬から目覚めた「テングチョウ」。
見ているとまだ寝ぼけているのか、ふらついてうまくとまれないのが面白い。
翅に傷みのない綺麗な個体だった。
テングチョウ0213_1.jpg


















畔に咲いたオオイヌノフグリにはアブの仲間が集まっていた。
どんと体の大きな「ナミハナアブ」。
ナミハナアブ0213_1.jpg


















ナミハナアブに比べるとスリムで上品な印象の「ホソヒラタアブ」。
アブの仲間も似たものがたくさんいて同定が難しい種だ。
ホソヒラタアブ0213_1.jpg


















陽の当たる南に向いた畔のギシギシを探すといた「ベニシジミ」の幼虫。
昨日見つけたのより少し大きいな。
ベニシジミ0213_1.jpg


















2016年2月13日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 テングチョウ
ハエ目ハナアブ科 ハナアブ(ナミハナア)、ホソヒラタアブ
チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ

CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


ベニシジミのしわざ [チョウ目]

昨日今日と暖かい日が続いた。
湿地にアカガエルたちの卵を探しに行ったが、まだまだ夜の冷え込みが厳しいせいか見つからない。
2月2日に見つかったものは6日に2個に増えていたが、ともにかなりのフライングだったようだ。
今週末に春一番が吹くという予報が出ているので、そのあたりで雨が降れば可能性が高い。

湿地周りにはたくさんのスイバがある。
スイバの葉に薄いレースのような食べ痕がある株を丹念に探すと見つかったのが「ベニシジミ」の幼虫。
ベニシジミ0212-0_1.jpg


















今まで見つけた中では最も小さいと思われるその大きさは5mmに満たない。
もう少し大きな幼虫を想定していたので、見逃すところだった。
葉に被っていた茎をよけてみた。
ベニシジミ0212_1.jpg


















この食べ痕がベニシジミ幼虫特有の食痕、昆虫写真家新開孝さんのいう‘しわざ’だ。
穴がすっかり開いている食べ痕は、このチョウではなくガの幼虫のしわざと思われる。
身体より大きな面積だが、この幼虫1匹が食べた痕なのか?
何回かに分けて食べているのか、別の大きな幼虫が食べたのかは定かでない。

たくさん食べて、もっと大きくなった頃に再会したいと思う。
ベニシジミ0212-1_1.jpg


















2016年2月12日 東京都
チョウ目シジミチョウ科 ベニシジミ  CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


観察会で見つけた蛾 [チョウ目]

昨日、月に一度の生きもの観察会に参加した。
この時期、虫はほとんど見られないので冬芽や鳥が主役。
そんな中で見られた2種。
ウワミズザクラの小さなうろにすっぽりはまって身を隠していた?「シロフフユエダシャク」。
同じ時期に見られるヒロバフユエダシャクと見間違えたのだが、最近こういうことが増えてきた。
記憶があやふやになってしまうのがやばい!
シロフフユエダシャク0206_1.jpg


















バス道脇の擬木柵で数匹見られた「カシワキボシキリガ」。
秋に羽化して成虫で越冬する冬キリガの仲間だ。
幼虫はクヌギやコナラなどのブナ科を食べるので、このあたりには多いのだろう。

仕事帰り暗くなったこの道を車で帰るとフユシャクたちが飛び交いよけるのが大変。
この日は全く見つけられなかったが、恐らく多くがクロテンフユシャクだろう。
今年も寒さにめげて夜間観察はしていないが、来週は酒を控えて夜回りをしてみようと思う。
カシワキボシキリガ0206_1.jpg



























2016年2月6日 東京都
チョウ目シャクガ科 シロフフユエダシャク、ヤガ科 カシワキボシキリガ
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM

ヤマアカガエル 産卵する [両生類]

先月降った日陰の雪もようやく融けて車でも歩くのにも一安心だ。
ただ、ここの園路だけはまだ雪が残っている。雪0206_1.jpg



















この先の小さな池で、2月2日薄氷の中にヤマアカガエルの卵塊が見つかったというので見に行った。
岸近くに産み付けられた比較的大きな卵塊だった。
よく成熟した個体が産んだと思われる。
ヤマアカガエル0206_1.jpg


















例年に比べるとかなり早い産卵だが他ではまだ確認されていない。
果たしてオスを伴った受精卵だろうか?
2月4日、別の湿地で複数のヤマアカガエルが鳴きあうのを聞いた。
間もなく宴が始まるのは間違いなさそうだ。
ヤマアカガエル0206-1_1.jpg


















他にないかと探してみたら、池への流れ込みでこの卵を産んだ母ガエルではないかと思われる死体を見つけた。
頭以外の皮が剥がれて進撃の巨人を彷彿させる無残な姿だ。
何者かが皮と内蔵を食べたと思われる。
ヤマアカガエル0206-2_1.jpg


















岸の石の上に載って写真を撮り、撮り終えて下がるとその石の上にエビのようなものが。
全く気付かなかったのだが、それはこのカエルの右足だった。
ヤマアカガエル0206-3_1.jpg


















犯人はいったい誰だ?
卵塊を見ている時に気付いていた池の中の足跡。
よく見てみると、岸伝いに歩いた跡があるが卵塊の場所はスルーしている。
ヤマアカガエル0206-4_1.jpg


















ほとんどの足跡が泥で埋まってしまっているが、いくつか決定的なものが見つかった。
人間の手のような足跡といえば、おそらくアライグマ。
とすれば、カエルを襲ったのもアライグマと考えられるがこういった食べ方をするのだろうか?
ヤマアカガエル0206-5_1.jpg


















2016年2月6日 東京都
無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル
CANON EOS50D SIGMA 17-70mmDC MACRO HCM 、EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


フィールドサイン [季節]

先月の雪、久しぶりに積もった。
湿った重い雪はいまだにその傷跡を残している。

今年は暖冬だと思っていたが、厳しい寒さ。
雪上に残された足跡、その大きさからカルガモかな?

カルガモ0131_1.jpg



























コナラの幹の窪みには、木の葉。
これもフィールドサイン?

昨日、丘陵の湿地でヤマアカガエルの声が聞かれた。
いよいよ宴が始まりそうだ!
木の葉0131_1.jpg



























2016年 1月31日 東京都
CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


おすすめ本 2冊 [本]

私が所属している都立野山北・六道山公園のボランティア生き物倶楽部が作って公園で発行した「宮野入谷戸の冬芽ガイドブック」。
狭山丘陵の宮野入谷戸で見られる冬芽100種を掲載しています。
関東の里山で見られる多くの冬芽を網羅。
都立狭山公園、野山北・六道山公園のイベント時に販売していますので、是非。
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こちらは昨日届いた画期的な逆引き虫ガイド。
昆虫写真家新開孝さんの「虫のしわざ 観察ガイド」。
草木に残った“しわざ″からどんな虫が何のために残したのかがわかる図鑑です。
これはあの虫のしわざだったのかと納得すること間違いなし!
こちらもぜひお手に取っていただきたい!!
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2016年2月2日


この後ろ姿は? [鳥類]

寒い日が続いている。
木を見上げると、葉っぱが一枚。
シデの葉かな?
一足早く なぜだろう。
シデ0131_1.jpg


















木の裏側に飛んできた小鳥。
そぉっと覗くと、緑色のお尻。
メジロ0131-2_1.jpg


















さて誰のお尻か?
ここまで見ると確信に!
メジロ0131-1_1.jpg


















目の周りの白い縁取りはメジロ。
絵に書くと可愛いが、実際見るとなかなか怖い目だ。
メジロ0131_1.jpg


















2016年1月31日
スズメ目メジロ科 メジロC     ANON EOS50D EF70-200mm F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ