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晩秋のマント群落 [季節]

昼は晴れとの天気予報だったが、期待に反してほとんど陽は射さず肌寒かった。
もう初冬?
二十四節気ではすでに立冬を過ぎているが、陰暦の11月から12月始め頃までを晩秋というらしい。

マント群落では鮮やかな実が目に入った。
小さな丸い粒の集合体の「サネカズラ」の実だが、中にはこんな形も。サネカズラ1101_1.jpg



















まだ完熟ではないオレンジ色の「カラスウリ」。
カラスウリ1101_1.jpg



























紫色は、マメ科の「ノササゲ」の自然色。
時間が経つにつれだんだん薄くなっていく色の変化が面白い。
ノササゲ1111_1.jpg


















様々の実の色に目を奪われながらようやく見つけたのは「セスジツユムシ」のメスだった。
この時期の常連で今日のお目当ての一つ。
見つけた時には触角を開いていたが、近づくと2本をぴったりくっつけた。
これは危険を感じた時の行動なのだろうか。
セスジツユムシ1111_1.jpg



























すぐ近くで「アシグロツユムシ」も見られた。
この地域の林縁に生息するツユムシ2種、コンプリートである。

歩いていてもなかなか虫が見つからない季節になって来た。
あと半月もすれば、初冬のフユシャクの舞が見られると思うとちょっと寂しい。
アシグロツユムシ1111_1.jpg


















2015年11月11日 東京都
アイストロバイレヤ目マツブサ科 サネカズラ(別名:ビナンカズラ)
スミレ目ウリ科 カラスウリ
マメ目マメ科 ノササゲ
バッタ目ツユムシ科 セスジツユムシ、アシグロツユムシ CANON  EOS70D EF100mm F2.8L IS USM