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スズメバチか? [チョウ目]

秋分を迎えていよいよ夏から秋へと季節の変わり目。
fieldでもセミからコオロギへ声の主役がバトンタッチ。
ヤマガラやメジロなど鳥たちの声も耳に届くようになってきた。

スズメバチの巣もいよいよ最大級になっている頃と思われるが、今年は昨年に比べてハチたちも巣自体も見る機会が少ない。以前の勤務先ではハチアレルギーの検査が必須で、病院で検査してもらった。
小学生の頃、ミツバチやアシナガバチには散々刺されたが、アシナガバチ、スズメバチ共に問題なしだった。
それでもアシナガバチに刺されて亡くなった方がいると聞けば、ちょっとおっかなびっくりだなぁ。

林縁でスズメバチが餌を探索中かと思ったら、何か違う。
ハチに擬態したスカシバガの仲間だった。
セスジスカシバ0923-1_1.jpg


















餌ではなく産卵する食草を探しているようだったが、飛ぶ様はまさにスズメバチだ。
ニガイチゴやモミジイチゴの葉を選んでは腹端を曲げて産卵していた。
スカシバガの仲間はたまにしか出逢わないので、種を全く覚えていない。
帰ってスカシバガについてかなり詳しく載っている月刊むしブックスの「擬態する蛾スカシバガ」で調べると、初見の「セスジスカシバ」のようだ。
この色合いや形、スズメバチに擬態していると思われるが、なぜスズメバチに似れば安全だということがわかってそれに似せた進化を遂げるのだろうか?
本当に不思議である。
セスジスカシバ0923_1.jpg


















チョウ目スカシバガ科 セスジスカシバ   CANON EOS7D SIGMA 17-70mmDC MACRO OS HCM