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林縁に良い香り [植物]

梅雨時期、いよいよ夏の花々が咲き始めた。
林縁を歩くとどこからともなく甘~い香りが漂ってくる。
匂いをたどっていくと「アカメガシワ」。
先駆性樹木・パイオニアツリーと呼ばれ、開拓した日当たりのよい場所に真っ先に生えてくる木で、成長が早く痩せた土地でもグングン成長する。
アカメガシワ_1.jpg


















雌雄別株でオス花は黄色のぼんぼり。
甘い香りにたくさんの虫たちが集まってくる。
オカトラノオやリョウブも咲き始め、虫の集まるポイントが増えてきた。
アカメガシワ-1_1.jpg


















一方、緑の草はらでは目立つピンク色の面白い花「ネジバナ」が咲き始めた。
虫が来ているところはあまり見られないが、花粉はハナバチの仲間が媒介しているようだ。
また、虫が来ないと花の付き方から自家受粉するらしい。
ねじれがチャームポイントのネジバナだが、ねじれは右巻き左巻きほぼ同数。
時期になると草地のあちこちに見られる花だが、ランの仲間でじっくり見るとその形はまさしくランの花。
今シーズンは、ぜひこの花に訪れる虫を見てみたい。
ネジバナ_1.jpg



























2015年6月15日東京都
キントラノオ目トウダイグサ科 アカメガシワ
ラン目ラン科 ネジバナ