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トノサマバッタ 現る [バッタ目]

早朝 草地からバッタの飛ぶ羽音がした。
草地で見られるバッタでこの時期成虫で見られるのは、ヒナバッタ、ツチイナゴ、成虫越冬のクビキリギスくらいで、ショウリョウバッタやクルマバッタモドキなどはまだ幼虫だ。
ヒナバッタにしてはあまりにも羽音が大きく、成虫越冬のツチイナゴとも少し音が違う。
この羽音はもしやと着地点に忍び寄ると、思った通り「トノサマバッタ」だった。
トノサマバッタ0607-1_1.jpg


















トノサマバッタは卵越冬なので、春先孵化して早々に成虫になったということ。
先日、埼玉県のプチ遠征先でも見かけたのだが写真が撮れずにいた。
この時期日本最大級のバッタに出逢うことで、何かウキウキさが増してくる!

一般の方が意外と知らないのが、バッタの幼虫には大きな翅がないということ。
幼虫時、初令は翅がなく成長するにつれて翅が生えてくる。
終齢幼虫から脱皮して初めて大きな翅になるのだ。
トノサマバッタ0607_1.jpg


















2015年6月7日 東京都
バッタ目バッタ科 トノサマバッタ  EOS70D SIGMA DC17-70mm