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梅雨入り前の観察会 [自然]

昨日の雨も上がり、久しぶりに恒例の観察会に参加した。
参加者は20名ほどと盛況だった。

今の季節、草木の花は端境期、それでもたくさんの生き物たちに出逢えた。
園路脇の葉の上には、ハッ!とする鮮やかな「ヒオドシチョウ」。
今年はテングチョウ同様たくさんの成虫が見られる年となった。
ヒオドシチョウ0606_1.jpg



























低い草にこちらも鮮やかな赤色が目を引いた「アゲハモドキ」。
すぐ隣には幼虫の食草であるミズキがあり、羽化したばかりのよう。
アゲハモドキはいつも背中からばかり撮っていたので、今回初めて腹側から撮ることが出来た。
黒に赤は鮮やかでありながら、妖艶でもあり毒々しくもある。
近づきがたい存在だ。
アゲハモドキ0606_1.jpg


















クリの花レストランには、メスグロヒョウモン、コアオハナムグリをはじめ様々な虫たちが集まっていた。
そんな中目を引いたのが、大阪のおばはん柄の「ヒョウモンエダシャク」だ。
夜行性が多いガの中でも昼に活動するので目につきやすい。
ヒョウモンエダシャク0606_1.jpg


















田んぼ脇で羽化間もないトンボを見つけた。
まるでガラス細工のように繊細に輝く翅にうっとり!
目の色や腹部の模様からん~何トンボ?と思ったが、胸の模様から「アキアカネ※シオカラトンボ」かな。
シダの葉で、腹端が隠れてしまった。
※つばさ2号さん、広報ナマモノさんからアカネ属、アキアカネとのご指摘をいただき訂正いたしました。

他にもギンリョウソウやホトトギスの鳴き声にそれを警戒するウグイスの声、ヒバカリの幼蛇、オカトラノオの蕾など、今の時期ならではの生き物たちが見られ、楽しい時間を過ごすことが出来た。
シオカラトンボ0606_1.jpg


















2015年6月6日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ アゲハモドキ科 アゲハモドキ シャクガ科ヒョウモンエダシャク
トンボ目トンボ科 シオカラトンボ
EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/内部ストロボ/430EXⅡ