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ミシシッピアカミミガメ 産卵する [爬虫類]

昨日、3年続けて観察会を行っている千葉県の公園に今週末の観察会の下見に行ってきた。
綺麗に草刈りされた小高い丘に何やら黒っぽい物体が・・・。
きっとカメ!

近寄って見ると甲羅の直径が30cmほどもある「ミシシッピアカミミガメ」だった。ミシシッピアカミミガメ0518_1.jpg





















今の時期、水辺から離れてこういった場所にやってきているのは産卵に違いない。
見ると後ろ脚の地面が少し掘られていた。
やはりと掘った場所を覗きこむも、卵は見えない。
これからなのか・・・。
ミシシッピアカミミガメ0518-1_1.jpg




















あたりを見渡すと、少し離れた場所に下の写真の掘った跡があった。
既にここに卵を産んで、さらに今いる場所にも産もうとしているのではないか?
と思いここをちょっと掘ってみた。
ミシシッピアカミミガメ0518-2_1.jpg




















土が柔らかく一度掘って土をかぶせたが平らにはならなかったと思われた。
産卵しているなら、あの脚で掘るのだからそんなに深くはないだろうと思っていたが、写真の状態からさらに10cmほど掘ると白いものが見えた。
慎重に掘り出すとそれはやはり楕円形の卵だった。
全部で3個、長さ3.5cmで気を付けたが1つは割れてしまった。
この場所は芝が植えられ、土も固くこんなに掘るのは大変な作業だと思うのだが、これを終えてさらに別の場所に土を掘ろうとしていた母ガメはすごいと思われた。
ウミガメの産卵や卵は今までにテレビで何度も見たことがあるが、身近なミシシッピアカミミガメのそれは初めてである。
同じ苦労をして産んでも、私たちの目には外来種のミシシッピアカミミガメは困ったものに映ってしまうのは辛い事。
母ガメには何の罪もないのだから。
近くの小川には、昨年生まれたであろう、まさしく縁日で売られている大きさの小さなミドリガメたちが甲羅干しをしていた。
命の大切さと外来種の問題、今度の観察会ではこのことについて触れてみたいと思う。
ミシシッピアカミミガメ0518-3_1.jpg




















2015年5月18日 千葉県
爬虫類ヌマガメ科 ミシシッピアカミミガメ  RICOH WG-4


今年もムカシヤンマ [トンボ目]

先日、ある谷戸で虫仲間のToさんとお会いした。
そろそろムカシヤンマ出てますかねぇ?と尋ねると1頭いたよとのこと。
さっそく、行ってみると木柵に頭がちょこっと見えた。ムカシヤンマ0515_1.jpg



















まだ羽化して数日だろう。
昨年は5月22日に初見だった、まぁ昨年並みの出現だ。
シーズンになれば近寄っても逃げない個体が出てくるが、今の時期は敏感でなかなか近寄らせてくれない。

ここ数年、採集しているとの情報が多く寄せられ心配していたのだが、顔を見れてほっ。
元来、個体数も多い方ではないので、今年はどのくらいの数が見られるのか気になるところだ。
ムカシヤンマ0515-1_1.jpg


















ミズキの下の木柵にはキティちゃんのようなうさみみいもむし。
食樹から降りた「ヒトツメカギバ」の幼虫だろう。
ピントが合っていないがかわいいので。
ヒトツメカギバ0515_1.jpg



























2015年5月15日 東京都
トンボ目ムカシヤンマ科 ムカシヤンマ
チョウ目カギバガ科 ヒトツメカギバ
CANON EOS50D EF70-200 F2.8 L IS USM/EXTENDER EF 1.4×Ⅱ EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM