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春から初夏へ [季節]

久しぶりに埼玉側の雑木林を歩いてみた。
木々が葉を展開して、景色はすでに初夏の装いだ。
左の淡い黄緑は「コナラ」、真ん中の濃い緑は「エゴノキ」、右は「イヌシデ」だ。
木によって色合いが少しづつ異なるのが面白い!木々の芽吹き0418_1.jpg



















「ミズキ」は枝葉を上に伸ばしてきれいな黄緑。
名前の通りこれからの時期水をたくさん吸い上げて、傷ついた枝などからぽたぽた水がしたたり落ちるほど。
ミズキ0418_1.jpg


















林縁では白い花が目立っていた。
かわいらしい星形の花を下向きに付ける「チゴユリ」。
小さな花をつけるユリの仲間なので稚児ユリと名付けられたようで今が見ごろ。
チゴユリ0418_1.jpg


















早春のモミジイチゴは花が終わったが、続いて開花しているのが「ニガイチゴ」。
モミジイチゴの葉は先が尖り花が下向きに咲くのに対して、ニガイチゴは葉が丸っこく花は上向きに咲くので区別しやすい。
ニガイチゴ0418_1.jpg


















目の前にチョウのスプリングエフェメラル「ミヤマセセリ」が飛んできた。
翅に白い斑が目立つメス。
このチョウもそろそろ見納めだろう。
ミヤマセセリ0418_1.jpg


















園路で日向ぼっこをしていた「ヒオドシチョウ」。
厳しい冬を無事に乗り越えたその翅はぼろぼろだ。
エノキの葉も芽吹いて枝先に産卵する姿も時折見られる。
昨年は、あちこちのエノキで幼虫が見られ大発生の年だったが、さて今年はどうだろうか。
ヒオドシチョウ0418_1.jpg



























2015年4月18日 埼玉県
ブナ目ブナ科 コナラ
カキノキ目絵エゴノキ科 エゴノキ
ブナ目カバノキ科 イヌシデ
ミズキ目ミズキ科 ミズキ
チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ
チョウ目タテハチョウ科 ヒオドシチョウ
CANON EOS50D EF-S10-22mm USM ,EOS70D EF100mm F2.8L IS USM