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春と言えども曇っていると・・・・ [カメムシ目]

晴れて気温が上がるとチョウをはじめ様々な虫たちを見ることが出来る季節となった。
しかし、曇りの日はチョウやアブなどもすっかり身をひそめてよほど探さねば虫たちが見つからない。

この日も朝から雨で昼過ぎに曇り空、一瞬晴れ間も見えたがすぐ曇り、また雨がぱらついた。
切り株から萌芽した若い枝でようやく見つけた「クリオオアブラムシ」の幼虫たち。
さすがに寒かろうが逃げ場所がなくじっとしている。
アリたちが集まっているところを見ると甘露でも出しているのだろう。
クリオオアブラムシ0411_1.jpg


















少し陽が差すと、どこからともなくハエが現れた。
黄色にエンジに黒とハエにしてはちょっとおしゃれだが体から生える剛毛がちょっと怖い。
ヤドリバエの仲間だろうか?
ヤドリバエの仲間_1.jpg


















川沿いのヤナギの幹で大物発見!
蚊のお化け「マダラガガンボ」。
マダラガガンボ0411_1.jpg


















蚊に似ているが科が異なり、血は吸わない。
よく見ると、口、触角、胸の厚さに腰の細さなど個々のパーツとその組み合わせのアンバランスが異様さを醸し出している。

近年、オスの交尾器が異なるものがいることからマダラガガンボは2種類に分けられるという研究発表がなされている。
この個体はメスだが、さて、本来のマダラガガンボなのか、もう1種なのか?
マダラガガンボ0411-1_1_1.jpg


















2015年4月11日 東京都
カメムシ目アブラムシ科 クリオオアブラムシ
ハエ目ヤドリバエ科
ハエ目ガガンボ科 マダラガガンボ        CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ