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小川の川面の帯模様の正体は? [トビムシ目]

今日は曇り空だったが、時折陽が差し比較的温かかった。
梢では複数のシジュウカラたちが囀り、春を感じさせてくれた。
園路沿いの小川を見ていると、水面に何やら帯模様が見られた。
変な液体でも流されたか?
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近づいて見ると紫色をしている。
ん~ますます怪しい!
なぁんて、今の時期よく見られる自然現象なのだ。
この紫色の正体は?
グロ系が苦手な方は、この先はちょっと・・・・。
ムラサキトビムシの仲間0225-1_1.jpg


















紫色の帯の正体は小さな生きものたちの集まり。
昆虫に近い原始的なトビムシ目に属するムラサキトビムシの仲間だ。
5mmにも満たない大きさで、この生き物が数千、数万匹でこの帯を作っている。
本来は雑木林の林床で菌類や落葉などの腐食物を食べ生態系の底辺を支えている。
お腹に跳躍器を持ち飛ぶように跳ねるのでこの名がある。
時折、大量発生したものが水に流されるのだろうか、川面に浮かんでいるのが見られる。
ムラサキトビムシの仲間0225-2_1.jpg


















2015年2月25日 東京都
トビムシ目ムラサキトビムシ科 ムラサキトビムシの仲間      
EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM