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衰弱したノスリの若 [鳥類]

歩いているとご夫婦が何やら木の上を撮影していた。
通りかかると、鳥わかりますか?と言われて見ると、少し離れた枝に猛禽がとまっていた。
双眼鏡をお借りしてみると、「ノスリ」のようだ。
よく見るノスリにしては小さく羽も短いことから若鳥と思われる。ノスリ1226.JPG



















そこに公園のスタッフがきて、数時間前に来園者が園路脇でヘビを捕らえて食べているのを見つけたが、近づいても全く逃げないので心配して連絡してきたとのこと。
スタッフ2人が近づいても威嚇する程度で逃げる様子はなく、ぐったりしていたそうだ。
その後飛んで行ったようだが、その時食べていたヘビの残骸を見せていただいた。
シマヘビだったが頭と少し食べただけだった。
それにしてもこの時期、よくヘビを見つけたものだ。
そのノスリが残したヘビが気になって再び戻ってきたのかもしれない。
ノスリ1226-1.JPG



























写真を撮った後、低空で少し離れたコナラの枝にとまったのを確認してその場を後にした。
いくつか写真を撮って気になって、とまった枝のところに行ってみるとまだそこにいた。
たまたま小さな子供を連れたご家族がスタッフから聞いてやってきて見上げていたところ、突然糞をしたのにおばあちゃんが驚いて声を上げたので、ノスリもびっくりして少し離れた電柱に飛んで行った。
普段なら、こんな近くでノスリを見ることはできない。
お兄ちゃんと妹の子供たちはいい経験をしたと思う。

それにしても、スタッフの話や近寄っても逃げないところを見ると、餌が採れなかったのかかなり衰弱しているようだ。
車に戻ったところ頭の上もまたもや低空飛行で雑木林の奥へ消えて行った。
何とか厳しい冬を乗り越えて生き延びて欲しいものだ。

今日は60mmマクロしかもっていなかった。
距離はあるもののトリミングはしているがそのシャープさには驚いた。
改めてなかなかいいレンズだと思う。
ノスリ1226-2.JPG



























2014年12月26日 東京都
タカ目タカ科 ノスリ
      CANON EOS70D EF-S60mm F2.8 マクロ USM