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小さな谷戸で [季節]

先の田んぼの谷戸から少し離れた谷戸へ移動。
歩いていると少し離れたイネ科の葉裏にぶら下がる独特形状、「オオトリノフンダマシ」の卵嚢だろう。
周りを探したが母グモの姿は見つからなかった。
オオトリノフンダマシ1024.jpg


















林縁には完熟した「カラスウリ」のオレンジ色の実9連。
ん~、この光景を見ると秋ですね!
カラスウリ1024.jpg





























湿地を覆うカナムグラの葉上にとまっていたチョウ。
カナムグラが食草のキタテハだろうと望遠レンズを付けたファインダーを覗くと、「ミドリヒョウモン」のメスのようだ。
ミドリヒョウモンの幼虫の食草はスミレの仲間だが、メスがコナラなどの樹皮に産卵しているのをよく見掛ける。孵化した幼虫は食草を自ら探してたどり着かねばならないのだろう。
ミドリヒョウモン1024.jpg



















擬木柵に絡んだイモの蔓に大きなぷくぷくのイモムシがいた。
いやぁ、デカイ!
体の色、模様などからスズメガの仲間の「キイロスズメ」の幼虫だ。
この大きさだと間もなく蛹化するだろう。
キイロスズメ1024 (2).jpg




















足元ではアリが自分の体の何倍もの大きなコオロギを引きずっていた。
アリにとっては運ぶのが大変な大きな獲物、「モリオカメコオロギ」のメスだろう。
寒い冬を前に大事な食料になりそうだ。
モリオカメコオロギ1024.jpg



















2024年10月24日 埼玉県 クモ目コガネグモ科 オオトリノフンダマシ、ウリ目ウリ科 カラスウリ、チョウ目タテハチョウ科 ミドリヒョウモン、スズメガ科 キイロスズメ、バッタ目コオロギ科 モリオカメコオロギ

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