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褐色型のハラビロカマキリ [カマキリ目]

秋と言えばカマキリが成虫となってよく目立って見かけるようになる。
狭山丘陵ではオオカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリ、局所的にチョウセンカマキリとウスバカマキリが見られる。カマキリの仲間は体色が緑色型と褐色型がいるが、個人的にハラビロカマキリの褐色型とコカマキリの緑色型は少ない印象だ。チョウセンとウスバは過去出会ったのが少ない中でどちらも確認しているがそれぞれどちらの体色の比率が少ないかはわからない。ハラビロの褐色型とコカマキリの緑色型では圧倒的にコカマキリの緑色型に出会う機会が少ない。

この日、今年初めて「ハラビロカマキリ」の褐色型を見た。
右目の付け根が黒くなっているので傷を負ったようだ。
ハラビロカマキリ0929-1.JPG



















反対からよく見ると触角も片方はほとんどなくなっていてもう片方も短い。

仲間同士で争ったのか、外敵に襲われたのかは知る由もない。
ハラビロカマキリ0929-2.JPG



















ある谷戸の湿地を見ているとハラビロカマキリの褐色型が水面に浮いて脚をばたつかせていた。
恐らくハリガネムシに寄生され操られて水に飛び込んだと思われた。
ハリガネムシは思惑通りにカマキリの腹から出て水の中に帰って行ったのだろう。
水の中に目を凝らしたがその姿は見つからなかった。
ハラビロカマキリ1019.JPG



















2024年9月29日、10月19日 東京都 カマキリ目カマキリ科 ハラビロカマキリ

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