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壁にぶら下がるコウモリガ [チョウ目]

10月の初め、職場のトイレを見回っていると3mほどの高さの壁にぶら下がるものがいた。
久しぶりに見る「コウモリガ」だった。

コウモリガは夕暮れ時に飛び回って産卵することやぶら下がってとまることなどから名が付いたといわれている。
幼虫は木の中を食害して枯らすため害虫とされている。また幼虫が穿った痕から樹液が出て虫たちが集まる事から昆虫酒場のオーナーでもある。
コウモリガ1005-1.JPG



















コウモリガ1005-1a.JPG



















見難いので下に降りてもらった。
体中にクモの糸が絡まっているのでクモの巣にかかって脱出したようだ。
コウモリガ1005-2.JPG



















前脚の先には鋭い爪があり、これでぶら下がる。
この毛の生えた脚が不気味というか何とも気持ち悪さを感じさせる。
そんなコウモリガだが、めったに見ることが無いので嬉しい出会いだった。
コウモリガ1005-3.JPG



















この後トイレの外に移動させた。
ふと見ると外壁には「モンクロシャチホコ」がとまっていた。
このトイレの周りのサクラで幼虫が大発生していたのを思い出した。
モンクロシャチホコ1005.JPG



















2024年10月5日  東京都 チョウ目コウモリガ科 コウモリガ、シャチホコガ科 モンクロシャチホコ

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