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季節の進みが早い早い! [季節]

暖かい日が続いてこの春は植物の開花も昆虫の出現も例年より1週間以上早いようでうかうかしていると、見逃してしまったぁ、なんてことになりそうだ。。

1週間前、ジャヤナギの幹で翅がピカピカで羽化してそう経っていない「ヤマトシリアゲ」のオスを見つけた。
調べたら1昨年の4月11日の初見が最も早く今年は2番目だった。
ヤマトシリアゲ0416.JPG



















林内のコナラの葉上には「キスジコガネ」がいた。
すぐに名前が思い浮かばず、確かキスジ・・・。
合っていた。
キスジコガネ0416.JPG



















水辺で足元からトンボが飛んで先の柵にとまった。
抜き足差し足で近寄ると、腹部が色付き始めた「シオヤトンボ」のオスだった。
この地域では東京都レッドリストの準絶滅危惧種で今年も姿が見られて良かった。
シオヤトンボ0416.JPG



















足元では「コスミレ」の実が裂開して種が姿を現していた。
種にはアリが好むエライオソームという物質があり、アリが種を運ぶことで分布を広げるスミレの戦略だ。
この種たちも間もなくアリに運ばれる事だろう。
コスミレ0416.JPG



















あちこちの林床で「キンラン」が開花して見頃となっていた。
例年見頃は5月に入ってからで早咲きのものは開花している頃だが、見るものほとんどが開花しているのでやはり1週間ほど早い。
キンランの蕾を見てキンランが咲いていたという方がいるが、開花は写真のように花弁が開いた状態であり当然だが開いていないのは蕾なのだ。
キンラン0416-1.JPG



















写真は無いが、今日はギンランとササバギンランも咲いていた。
今年はいつもの季節より少し前を見て歩いた方が良さそうだ!
キンラン0416-2.JPG





























2023年4月19日 東京都 シリアゲムシ目シリアゲムシ科 ヤマトシリアゲ、コウチュウ目コガネムシ科 キスジコガネ、トンボ目トンボ科 シオヤトンボ、キントラノオ目スミレ科 コスミレ、ラン目ラン科 キンラン

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