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この冬ようやく出会えた トラツグミ [鳥類]

この冬は冬鳥たちが少ないとの声をよく聞く。
確かに、お馴染みのツグミやシメもまだ数は多くないようだ。
昨年共に見られるようになったと思ったらすぐに去ってしまった。
ようやく高い梢で鳴き声が聞かれるようになった「ツグミ」だが、地面に降りて餌を啄むのが見られるのはもう少し先だろう。
ツグミ0106.JPG



















秋に高鳴きが聞かれ早春に子育てした後、夏の間姿が見られなくなってしまう「モズ」。
秋から春にかけてじっくり観察できる。
こちらは顔付きが優しいモズコさん。
モズ0108.JPG



















1年中見られる留鳥の「シジュウカラ」も冬の時期は、餌を求めて地面に降りたり近い距離で見られるように思う。お腹の黒い模様がなかなかかっこいいではないか。
シジュウカラ0109.JPG



















こちらは冬に山地から平地や丘陵地へ降りてくる「アオジ」。
湿地や草地でチッ♪、チッ♪という鳴き声はこのアオジかカシラダカだ。
鳴き声が似たホオジロはチッ・チッ♪と2回続けて鳴くので見分けやすい。
一見メスかと思ったが、目の周りに黒い部分が多いのでオスだろうか?
アオジ0109.JPG



















林内を歩きながら草が刈られ落ち葉が積もったエリアを見ていると、いたっ!
毎年楽しみにしている「トラツグミ」。今シーズン初めての出会いだ。
見付けた時にはすでにこちらを警戒して動かず固まっていた。
暫くすると足をじたばたダンスを踊ってミミズを捕まえ食べていたがそのシーンは残念、撮れずじまい。

冬の時期のみに見られる鳥を冬鳥と括って言ってしまうが、本来冬鳥とは冬に海外から渡って来る種でツグミやシロハラ、ジョウビタキなど。日本の山地で夏を過ごし寒い冬に平地や丘陵地へ降りて来る種は漂鳥と呼ばれる。シメやアオジ、ルリビタキ、トラツグミなどがそれにあたる。
シメやアオジなどは海外から冬にやって来る個体もいるのが確認されているので、冬鳥ともいえるのだろうか。

まあそんなことはどうあれ、あと数か月はfieldで冬にしか見られない鳥たちとの出会いを楽しみたい!
トラツグミ0109.JPG



















2023年1月8-9日 東京都 スズメ目ヒタキ科 ツグミ、トラツグミ、モズ科 モズ、シジュウカラ科 シジュウカラ、ホオジロ科 アオジ

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