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高いエノキの枝先に ゴマダラチョウの蛹殻かと思ったら [チョウ目]

比較的大きなエノキの枝先にゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫はいないかと探していたr高さ5mほどの枝に蛹殻があった。
ゴマダラチョウかなぁと写真に撮っておいたのだが、帰ってよくよく見たら「アカボシゴマダラ」だった。
アカボシは主に幼木を好むが、越冬幼虫の調査では高木の根元からも時折見つかる。
丘陵に進出してきた2009年頃はあちこちのほとんどのエノキの幼木に幼虫が付いていて成虫もよく見られたが、今はあの当時ほどの勢いは全く見られない。今では環境省の特定外来生物に指定されている。
アカボシゴマダラ1020.JPG



















エノキに付くアカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、オオムラサキの蛹の違いがどうだったか忘れてしまったので、改めて確認した。
腹部外縁の突起の形状が異なる。
アカボシは上の写真のように突起が突出しているが、ゴマダラ、オオムラサキは外縁に沿った小さな突起。
蛹殻の写真が無かったので蛹の写真で。

ゴマダラチョウ
アカボシより突起は小さく外縁に沿っている。目立つ黄色い縁取りがあるようだ。
ゴマダラチョウ蛹.JPG



















オオムラサキ
ゴマダラチョウより蛹が大きく、突起はゴマダラに比べて小さい。

一時、調べて分かったようでもしばらくすると忘れてしまうので良い機会だったが、来年のシーズンにはまた忘れていそうな気がする・・・
オオムラサキ蛹.JPG



















蛹殻の近くには「オオトリノフンダマシ」の卵嚢が3つ。
こんな高い所にも産むとはちょっとびっくりだ。
オオトリノフンダマシ1020.JPG



















2022年10月20日 埼玉県 チョウ目タテハチョウ科 アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、オオムラサキ、クモ目コガネグモ科 オオトリノフンダマシ

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