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ジュズダマとクロコノマチョウ [チョウ目]

池のほとりに生えているジュズダマ。
昔、実に小さな穴をあけて糸を通して数珠にした。
そんな馴染みのジュズダマを幼虫の食草にしているチョウがいる。
ヨシ、オギ、ススキなどのイネ科にも付く。
このところ、幼虫やメスが産卵に来ていないかと気にしていたら、今日葉の上にいたお目当ての「クロコノマチョウ」。
緑の中にこの褐色はとても目立っていた。
前翅先が鍵状となる秋型で、傷みの無い翅と濃い色の翅はピッカピカだった。
クロコノマチョウ1008-1.JPG



















写真を撮っていったん通り過ぎたものの、あまりに奇麗だったのでひょっとしてと戻ってとまっていた葉の裏を見た。やはりそこには羽化した蛹殻があった。
クロコノマチョウは成虫越冬なので、この個体もこれから寒い冬を乗り越えなければならない。
クロコノマチョウ1008-2.JPG



















すぐ近くに「ツチイナゴ」の成虫もいた。
こちらも成虫越冬、共に冬枯れの草地や雑木林では目立たない保護色を纏っている。
これから寒い冬がやって来るがみんな暖かい春まで頑張れ~!
ツチイナゴ1008.JPG



















2022年10月8日 東京都 チョウ目タテハチョウ科 クロコノマチョウ、バッタ目バッタ科 ツチイナゴ

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