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田んぼ脇のクスノキ周りで見つけた蛾たち [チョウ目]

今日の休みはあるイトトンボを撮りに湿地に行ったが、近隣の高校生たちが外来種のキショウブ駆除に訪れていて断念。とても有難いのだが、何で今日なの・・・、巡り合わせの悪さ。

いないだろうなと思いながら別の谷戸に行ってみたが、狙いの種はここにはやはりいなかった。
田んぼ脇の大きな三本のクスノキは、今までにも色々な珍しい種が見られた事からチェックは欠かせない。

最初に目にとまったのは幹の根元にいた小さな蛾。
似た種がいくつかいるが、最終的に「クロテンシロヒメシャク」とした。
年に2回発生し、幼虫はタデ科での飼育記録があるらしい。
クロテンシロヒメシャク0525.JPG



















2個体見られた「フトジマナミシャク」。
同定に苦心したが、合っているだろうか?
こちらも年2化で幼虫はセリ科、アブラナ科、キク科を食べる。
フトジマナミシャク0525.JPG



















これも似た種がいて、時間がかかったがたぶん「オオウスモンキヒメシャク」だろう。
年に一回発生し、幼虫の食草は明確ではない。
オオウスモンキヒメシャク0525.JPG



















近くのトイレの入り口にいた「スジベニコケガ」。
今の時期、あちこちで見られ黄色い地色に朱色が美しいポピュラーな蛾だ。
名前の通り幼虫は地衣類を食べる。
スジベニコケガ0525.JPG



















あずま屋の高い壁には一目シャチホコガの仲間とわかる蛾がいた。
見たことのあるような無いような?
調べると「ルリモンシャチホコ」だった。
過去の撮影記録を見ると2010年の6月にここで撮影していた。
今の時期に現れ、幼虫の食樹はカバノキ科ですぐ横にハンノキがある。
このハンノキで発生したのだろうな。
ルリモンシャチホコ0525.JPG



















2022年5月25日 埼玉県 チョウ目シャクガ科 クロテンシロヒメシャク、フトジマナミシャク、オオウスモンキヒメシャク、コケガ科 スジベニコケガ、シャチホコガ科 ルリモンシャチホコ

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