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今日の虫 [季節]

久しぶりに仕事だったがfieldへ。
と言っても10日ぶりくらいだが、すっかり景色が変わっていた。
咲いている花も移ろい、草木がすっかり繁茂していた。
歩けば探さずともあちこちに虫たちがいた。
時系列で印象的なものを。


草の根元から茎を這いあがってきたのは「トラフツバメエダシャク」。
羽化したばかりなのだろうか、その翅はとても美しかった。
トラフツバメエダシャク0529.JPG



















伸びたススキの葉上では「ヤブキリ」のもう終齢幼虫だろうか?
脚や体の一部が黒いここではよく見られる黒化型だった。
ヤブキリ0529.JPG



















野イチゴの仲間の「ニガイチゴ」の実も赤く熟して美味しそうだ。
ニガイチゴ0529.JPG



















歩いていて葉裏の陰で目に付いたのは「ベッコウガガンボ」。
ここ数年よく似たヨコカワクシヒゲガガンボは見かけたがこの種は本当に何年ぶりだろう。
右の後ろ脚が欠損しているが、それを感じさせない立派な髭が勇ましい!
ベッコウガガンボ0529.JPG




















こちらも葉裏でちらりと見えて見つかった「スジベニコケガ」。
肌色の地色に朱色や褐色の模様が素晴らしく、このままファッションショーに出られる色とデザインだ。
スジベニコケガ0529.JPG



















ミズヒキの葉上にいた特徴的な形のハムシの仲間。
この仲間は色々いるが、ほぼ食草が決まっているので何の植物にいたかで種が特定しやすい。
ただ、ミズヒキ食いは見当たらず、容姿で見ると「ヒメジンガサハムシ」だろう。
食草はヨモギでこの周りにたくさん生えているのでたまたまミズヒキにいたと思われた。
警戒して脚を引っ込めていたが、足の色がわかれば同定率は100%なのだが残念だ。
ヒメジンガサハムシ0529.JPG



















2021年5月29日 東京都 チョウ目シャクガ科 トラフツバメエダシャク、ヒトリガ科 スジベニコケガ、バッタ目キリギリス科 ヤブキリ、バラ目バラ科 ニガイチゴ、ハエ目ガガンボ科 ベッコウガガンボ、コウチュウ目ハムシ科 ヒメジンガサハムシ

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