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未記載の2月の蛾 [チョウ目]

2月もあと2日となってしまった。
早いものだ。
虫たちは寒い暑いに多少の前後はあるけれど、概ね例年通り姿を見せている。

フユシャクを探していて、おっ、いた!と思ったら一見フユシャク似のそっくりさん。
以前はフユシャクモドキとちょっと可哀そうな名前だったが、改名されて「ハイイロフユハマキ」となかなかいい名前を付けてもらったなぁ。
フユシャクと名が付く仲間は、シャクガ科で冬に現れメスは翅が退化しているか小さくて飛べない。
ハイイロフユハマキは一見似ているが、ハマキガ科でメスはオスと同じ翅を持ち飛ぶことが出来る。
残念ながらまだメスを見たことが無い。
ハイイロフユハマキ0212.JPG



















こちらも今の時期現れるちょっとフユシャク似。
緑色の模様が美しい「ウスベニスジナミシャク」。
名にウスベニとつくが紅色よりもこの緑色のものを見る方が多い。
シャクガ科だがメスもオス同様の翅を持つ。

ウスベニスジナミシャク0220.JPG



















ようやく見つけた今シーズン13種目のフユシャクは「トギレフユエダシャク」のオスだった。
メスはフユシャクの仲間としては比較的大きな翅を持つが当然飛べない。まだ今年は未見だ。

ここ数年来、毎冬16~18種のフユシャクを確認しているがトイレ照明のLED化によりめっきり出会う機会が減ってしまった。
フユシャクシーズンもあと僅か。
さて、あと何種見ることが出来るのだろうか?
トギレフユエダシャク0223.JPG



















2021年2月 チョウ目ハマキガ科 ハイイロフユハマキ、シャクガ科 ウスベニスジナミシャク、トギレフユエダシャク 

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