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赤いススキに赤いショウリョウバッタモドキ [バッタ目]

朝陽が当たったススキでショウリョウバッタモドキを見つけた。
ショウリョウバッタモドキはススキやオギなどのイネ科に依存していて、東京都ではこれらが減っていることから絶滅危惧種に指定されている。
昨年ここのススキが夏に誤って全て刈られて姿が見られなくなり心配していたのだが、今年は刈られなかったので復活してくれたようだ。
街中のススキが生えるちょっとした空き地でその姿を見ることもあり、意外とたくましいなぁと思うこともあるのだ。
ショウリョウバッタモドキ1107-1_1.jpg



















いくつもあるススキの中で茎や葉が赤く染まった株がある。
恐らくこの茎を切ってみるとその随まで赤いと思われる。
この赤色はススキ本来の色ではなく、フザリウムという赤カビによるものと言われている。
一方のショウリョウバッタモドキは成虫になった頃には赤い筋が入るものもいるが緑色の体色で、このような色のものを見かけないことから恐らく秋が深まると体色が赤く変化すると思われる。
コバネイナゴなどでもこの色の変化は見られる。
まさか赤いススキを食べたことで赤カビによって赤くなるって事はないよなぁ・・・
それにしてもこの色の組み合わせは見事な保護色だ!
ショウリョウバッタモドキ1107-2_1.jpg



















2020年11月7日 東京都 バッタ目バッタ科 ショウリョウバッタモドキ

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