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猛毒キノコ カエンタケを見た [菌類]

キノコの中でも食べると死に至る可能性があり、触れるだけでも皮膚の炎症を起こす猛毒の「カエンタケ」。
どんなキノコか一度は見てみたいと今まで探していたが見つからず、ちょうど1週間前に丘陵外だが発生しているとの情報を聞いた。その時は都合で見に行けず、今日になってまだあるだろうかと半信半疑で見に行ってみた。
詳しい場所は聞いていなかったが林内のこの辺だろうと歩いていると、ドンピシャ当たりで情報通り切り株の周りに生えているのを見つけた。
カエンタケ0716-1_1.jpg



















1週間経っていたので諦めモードだったのでこれは嬉しかった。
新しいものは赤みが強く、時間が経ったものは赤みが薄れ黄色くなるような感じだ。
形は様々で、すでに人が折ったであろうものもいくつかあった。
これは人の手のような形のもの。
カエンタケ0716-2_1.jpg



















こちらも折れていたが、まだ赤みが強く二股に分かれた音叉のような形。
カエンタケ0716-4_1.jpg



















1本の棒のようなものもある。
表面に小さな顆粒が付着していたがカビなのか胞子なのかよくわからない。
胞子を吸い込むのも体に影響があるという事だったがとりあえずマスクはしていたので大丈夫だろう。
カエンタケ0716-5_1_1.jpg



















まだ発生したばかりと思われる小さなカエンタケもあった。
とにかくメマトイと蚊の大群に囲まれながら撮影したのちそそくさと避難したのだが、露出していた右の腕や手の甲がピリピリと痛んで蚊に刺されたのかキノコのせいなのかわからず近くにあったトイレで洗い流した。
その後すぐにおさまったが、蚊に刺された跡はなかったので触らずともこのきのこの影響かもしれないと思ったのだった。
傷みの原因は定かではないが、とにかく触らぬ神に祟りなしのカエンタケだ。
カエンタケ0716-3_1.jpg



















2020年7月16日 東京都 ボタンタケ目ボタンタケ科 カエンタケ

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