SSブログ

神社境内の小さな穴 トウキョウヒメハンミョウ [コウチュウ目]

近所の神社に行ってみた。
境内の地面を見ると本当に小さな穴がいくつもあいている。
ふふ~ん、近くに落ちていた枯れた松葉を穴に入れてみた。
トウキョウヒメハンミョウ0430_1.jpg



















少しすると中から松葉がポイっと出てきた。
瞬間何かの頭が見えた。
トウキョウヒメハンミョウ0430-1_1.jpg



















正体はハンミョウの仲間の「トウキョウヒメハンミョウ」の幼虫だ。
ハンミョウの仲間の幼虫は地面に穴を掘って顔で穴をふさいで、穴の上を通りかかった獲物を穴の中に引きずり込んで食べる。
背中には前方に向かって伸びる小さな棘を持ち穴の壁に突き立てて自分が引きずり出されないようにしている。
穴の蓋になっている顔がこれ。
小さなつぶらな瞳が可愛いが、獲物となる小さな生き物にとっては恐ろしい脅威だ。
トウキョウヒメハンミョウ0430-2_1.jpg



















成虫はこちら、大きさは8mmほどと小さい。
トウキョウヒメハンミョウ_1.jpg



















2020年4月30日 埼玉県 コウチュウ目ハンミョウ科 トウキョウヒメハンミョウ

nice!(1) 

nice! 1