ミノウスバ ジョロウグモの網にかかる [チョウ目]
そろそろかなと田んぼ脇のマユミの木を見て歩いていると、ふわふわと飛ぶお目当てを見つけた。
大きさは翅を開いて3cmほどの小さな蛾の仲間の「ミノウスバ」のメス。
ちょうど今の時期、ニシキギ科のマユミやニシキギ、マサキなどに産卵にやって来る。
蛾の仲間では珍しい透明な翅と根元の乳白色、オレンジ色の毛のある体が綺麗だ。
産卵場所を探している様子で、あちこちの枝に飛び移りその場所を確認しているようだった。
そのうちに木の奥に飛び去り姿を見失った。
何処に行ったかとその先を見ると、何とジョロウグモの網にかかり既にクモが襲いかかって毒を注入していた。
こうなっては網から助けたとしてももうどうにもならないだろう。
こちらに気付いてクモは巣の端に逃げ去ったが、残されたミノウスバはクモの餌食となるしかない。
あと少し、このクモの巣に掛からなければ・・・。
ここまでなるのに幼虫時代や成虫になってからも幾多の危機を免れ乗り越えて来ただろうに、見ているこちらがその無念さを感じずにはいられなかった。
2019年11月7日 チョウ目マダラガ科 東京都 ミノウスバ
大きさは翅を開いて3cmほどの小さな蛾の仲間の「ミノウスバ」のメス。
ちょうど今の時期、ニシキギ科のマユミやニシキギ、マサキなどに産卵にやって来る。
蛾の仲間では珍しい透明な翅と根元の乳白色、オレンジ色の毛のある体が綺麗だ。
産卵場所を探している様子で、あちこちの枝に飛び移りその場所を確認しているようだった。
そのうちに木の奥に飛び去り姿を見失った。
何処に行ったかとその先を見ると、何とジョロウグモの網にかかり既にクモが襲いかかって毒を注入していた。
こうなっては網から助けたとしてももうどうにもならないだろう。
こちらに気付いてクモは巣の端に逃げ去ったが、残されたミノウスバはクモの餌食となるしかない。
あと少し、このクモの巣に掛からなければ・・・。
ここまでなるのに幼虫時代や成虫になってからも幾多の危機を免れ乗り越えて来ただろうに、見ているこちらがその無念さを感じずにはいられなかった。
2019年11月7日 チョウ目マダラガ科 東京都 ミノウスバ
2019-11-10 20:31
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コメント(2)
こんばんは
子供の頃ミノウスバは冬が近いことを知らせてくれる
風物詩的存在でした。マサキの垣根がある路地などで
飛び交っていましたが最近は都市化で見られなくなり
ました。
郊外での生息は多いようで、カバシタさんを探している
と本種の幼虫が大量に見つかります^^。
by つばさ2号 (2019-11-11 21:51)
つばさ2号さん コメントありがとうございます。
まさに風物的存在ですね!
住宅街でよく植栽されている生垣のマサキも食草なので意外と都市でも見られますよ。
by hirokou (2019-11-12 20:27)