いるはずがない ギフチョウがいた！

春本番の暖かさ、越冬チョウも飛び交い、早春に見られるスプリングエフェメラルのミヤマセセリやコツバメも出現がピークになって来た。
早春のチョウといえば誰もが見たいと思うのはギフチョウだろう。
近場では神奈川の一部や、長野、新潟に遠征しなければ見られない。
そんなチョウが、狭山丘陵のfieldにいた。
3月末にアセビで吸蜜しているとの目撃情報があったのだが、翌日にその場所にほど近い谷戸で落ち葉にとまっている個体を見つけた。
本来ここにはいないはずなので、これは明らかに放蝶と思われた。
うまく捕獲できたので公園管理所へ。























捕獲個体はオスだった。
オスだけを放すとは考えにくいので、メス他複数放されている可能性が高い。
数年前にもこの近くで確認された事があり、この時は丘陵でチョウを撮影している方から自分が放したと言っている人を知っていると聞いた。

この時の写真を詳しい人に見てもらったところ、新潟産だと同定いただいた。
今回も同じ人が放したかはわからないが、どんな理由があれこんな事は止めてほしいと思うとともに残念で仕方がない。























2018年3月26日　東京都　チョウ目アゲハチョウ科　ギフチョウ

コメント 4

むむ、むむむ、ですね。
アカボシと違って拡大はしないのではと思うのですが・・
神奈川のある山の個体群も放蝶というウワサもあり・・
いきなり結果を求めようとせず、まずは環境の復旧・改善をですね。
by ぜふ (2018-04-01 23:40) 

ぜふさん　コメントありがとうございます。
数年前の放蝶時も定着しませんでしたので、今回も大丈夫だろうと楽観していますが。
神奈川の山、そんな話を聞いたことがありますが、ほんとのところはどうなんでしょうね？
by hirokou (2018-04-02 21:16) 

ほほう、面白いですね、って面白がってはいけませんね。

私も今日、おっギフチョウか？と思われる個体を目撃しましたが、飛び方が早かったのできっとナミアゲハだったのでしょう。と思いたいです。

神奈川のギフはいろんな産地のものが混じり合って遺伝子はメタメタらしいです。
by 愛野緑 (2018-04-02 23:20) 

愛野緑さん　コメントありがとうございます。
ナミアゲハだったのか？複雑な心境です。

神奈川のはやはりそうですか。こちらも複雑ですね。
by hirokou (2018-04-03 22:23)