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オカダンゴムシのそっくりさん タマヤスデ [その他]

冬の雑木林の落ち葉や朽木をひっくり返してみると色々な生きものが見つかる。
都会の公園などでは、子供たちもよく知っている触ると丸くなるダンゴムシがいる。
良く見かけるのはオカダンゴムシという種類で、丸くなることからマルムシ、まるちゃんと子供の頃は呼んでいた。

だが、少し自然豊かな雑木林にそのそっくりさんがいることを知る人は少ないだろう。

これがそのそっくりさん、たまちゃんこと「タマヤスデ」だ。
丸まったところはそっくりだが、大きさはダンゴムシよりかなり小さい。
見つけてもダンゴムシと思われていることが多いのかもしれない。
タマヤスデ0120-1_1.jpg



















現地ではなかなか動きださないので、持ち帰って暖かい部屋に置いてみた。
少しするとようやく動き出した。
ダンゴムシとは大きさの他にも足の数が異なり、ダンゴムシは7対14本だがタマヤスデは17対34本もあるのだ。
タマヤスデ0120-2_1.jpg



















とてもよく似ているが、分類上はダンゴムシがエビやカニに近い仲間であるのに対してタマヤスデはムカデと同じ仲間と全く違う。どちらも落ち葉などを食べて分解する雑木林にとっては重要な役割を果てしているのは同じだ。
日本に棲むタマヤスデは10種いるそうだが、それを識別できる文献を持ち合わせていないので、この個体は正確に言えばタマヤスデの仲間ということになる。
ダンゴムシとタマヤスデ、こんなに見た目や住んでいる場所、食べ物も似ているのに違う種であることに驚かされる。

まるちゃんとたまちゃんはアニメでは親友なので、この2種もきっとそうに違いない!と思う。
タマヤスデ0120-3_1.jpg



















2018年1月20日 東京都 タマヤスデ目タマヤスデ科 タマヤスデの1種

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ぜふ

ヤスデは1節から2対ずつ脚がでていると思いますが、
タマヤスデは17対だとすると、また法則が違うのですね。
by ぜふ (2018-01-23 18:29) 

hirokou

ぜふさん コメントありがとうございます。
おっしゃる通りでヤスデは1節から2対歩脚が出ていて、タマヤスデもその法則に則っています。
by hirokou (2018-01-23 20:43) 

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