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似てても見分けてあげないと ヒメホソアシナガバチ [ハチ目]

葉の裏がひっくり返って蜂の巣が見えていた。
女王と1番目に羽化したと思われるワーカーがいた。
本来は葉裏が下で営巣したのが何らかの理由でひっくり返ってしまったのだろう。
普段よく見るムモンホソアシナガバチかと通り過ぎたものの、違和感で引き返した。
どうも体の色が濃かった。
ヒメホソアシナガバチ0703_2.jpg



















この日はこの夏一番の暑さ、2匹とも必死で卵の世話をしているように見えた。
きっとそうであったに違いない。
ヒメホソアシナガバチ0703-1_1.jpg



















ムモンホソアシナガバチによく似たハチがいる。
「ヒメホソアシナガバチ」でムモンより小型で、頭楯に縦の黒線がある。
この写真を見ると頭楯の黒線が見られるので、ムモンではなくヒメホソアシナガバチだ。
頭楯の黒線はクロスズメバチ、シダグロスズメバチの識別にも役立つのでこれらの種の顔の正面写真は必要だ。
当初、何気に見過ごしたが大事なのは違和感だ。
似て非なるもの!
ちゃんと見分けてあげなければ申し訳ないと思うのは、ただのこだわりだろうか?
ヒメホソアシナガバチ0703-2_1.jpg



















2016年7月3日 東京都
ハチ目スズメバチ科 ヒメホソアシナガバチ             CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM 


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コメント 2

ぜふ

「何か違う」という感覚わかります。
養老猛さんも近著『虫の虫』の中で書かれていますね。 宣伝ではありませんが^^;

by ぜふ (2016-07-05 07:23) 

hirokou

ぜふさん コメントありがとうございます。
そうですか、養老先生も書かれていましたか。
この違和感、普段観察している中で視覚、聴覚、臭覚、触覚に引っかかるもの、鳥や植物自然すべてに通ずるものだと思っています。
こういった感覚は年と共に衰えそうですが、大事にしたいですね!

by hirokou (2016-07-05 20:42) 

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