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ベニカミキリ 産卵する [コウチュウ目]

このところ、あちこちで赤い甲虫が飛ぶのを目にする。
この日も目の前の葉にとまった。
今が発生ピークなのだろう「ベニカミキリ」。
淡い赤色と前胸背の黒斑のコントラストが美しい。
ベニカミキリ0526_1.jpg


















幼虫は枯れた竹の材を食べることから竹林がある里山で多く見られるカミキリムシだ。
竹林の横に竹で作られたエコスタックに集まっていた。
この個体は右の翅に丸い傷がある。
ベニカミキリ0529_1.jpg


















しばらくの間見ていたが、少し目を離した隙に産卵を始めていた。
枯れた竹の節に腹端を突っ込んでいた。
このように節に産卵するらしい。
ベニカミキリ0529-1_1.jpg


















産卵後、産卵痕を見てみると何やら屑のような物が付着していた。
これは何だろう?
鈴木知之さんの「日本のカミキリムシハンドブック」の記述に「メスは産卵前に、腹部先端の毛束を使って竹表面のごみを集め、節に沿うように卵を産みつけた後、集めたごみで卵の表面を覆いカムフラージュする。」とありこれと同じ写真が掲載されていた。
どうやらこれはそのカムフラージュらしい。
なるほど、ベニカミキリを探す手掛かりになる‘しわざ’の一つを初確認、今の時期これを頼りに探せば出会う確率は高いのだろう。
ベニカミキリ0529-2_1.jpg


















2016年5月26,29日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 ベニカミキリ          CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM

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