今宵 宴が始まった! [両生類]
今日は久しぶりに温かさを感じた。
暖かな雨もぱらつき、おぉ!いよいよかと日が落ちて湿地に行ってみた。
湿地の池に近づくにつれて、何やら賑やか。
思った通り、アカガエルたちの宴が始まっていた。
湿地の脇に立つと警戒して鳴き止んでしまう。
懐中電灯で照らしても、草陰や泥の下に潜っているのだろう、姿が見えない。
仕方なく雑木林の斜面で雑木林から湿地にやって来るカエルたちを探した。
斜面にいるカエルたちは、顎の下の白色が灯りに反射して見つけやすい。
最初に見つけたのは「ヤマアカガエル」のオス。
こちらにはヤマアカガエルのメスがいた。
オスに比べて体が赤く腕も太くとにかくでかい。
肝っ玉母さん「京塚雅子」のようだ。
「ニホンアカガエル」のオスもいた。
ヤマアカに比べて鼻先が尖っている。
ここでは両者が混在しているのだ。
よくぞ相手を間違えないものだ。
日が落ちて時間が経つごとに、さらにラブコールの声は大きくなってきた。
雑音が多いが、その雰囲気を!
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再び湿地を見まわると、ヤマアカガエルのオスが両側の鳴嚢を膨らませて鳴いていた。
宴も盛りになると意外と近づいても鳴きやまないようだ。
ヤマアカガエルにはこの鳴嚢があり声を大きく反響させられるが、ニホンアカガエルにはないので鳴き声は小さくキョキョキョキョ♪と鳴くが、ヤマアカの声にかき消されてしまうのではないだろうか。
今日水の中で見つかるのはオスばかりで、期待していた産卵中を撮影することはできなかった。
新しく産んだ卵塊も数個。
ようやく見つけたカップルはこれとあと1つのみだった。
今晩以降、ますます湿地はカエルたちの熱気で賑わうことだろう!
2015年2月23日 東京都
無尾目アカガエル科 ヤマアカガエル、ニホンアカガエル
EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/430EXⅡ
2015-02-23 22:43
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コメント(2)
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ニホンアカガエルとヤマアカガエル、、、人間から見てソックリでも、彼ら自身にはヒトとサルくらいに違って見えるのかもしれないですね。
by タケタケ (2015-03-01 17:42)
タケタケさん コメントありがとうございます。
この両種、人の目ではどちらか判断に悩むような個体もいますが、それぞれ見分けているのでしょうね。ただオスはこの時期、動くものをメスと思い抱きつくため違う種のカップルが成立することもあります。中には大きなヒキガエルのメスに抱きついている輩も(^^)
by hirokou (2015-03-01 19:32)